ビットコインなどの仮想通貨を他の取引所などに送金するときに、もし送金先のアドレスを間違って入力したら一体どうなってしまうのでしょうか?
仮想通貨というものは、銀行などが管理しているわけではないので、もしアドレスをミスって送金しても全て自分の責任ということになります。
今回は仮想通貨を送金する際に、アドレスを間違ってしまった場合の対処法とその防止についてお伝えするよ!
もしアドレス間違いで送金してしまったらどうなる?
この場合、2つのことが考えられます。
- 間違った送金アドレスが存在しない場合
- 間違った送金アドレスが存在する場合
ということです。
①の場合、存在しないアドレスということなので受け取り手がこの世の中にいないということです。
銀行で間違った銀行口座に送ったことはありますか?
このミス、僕は過去にあります( ;∀;)
その場合は銀行から相手先が見つからないという理由で無事返金されました。
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しかし、仮想通貨は銀行が管理しているわけではありません。
管理者がいないというのが仮想通貨なのです。
「じゃあもう二度と僕の仮想通貨はもどってこないの( ノД`)シクシク…」
とはならないのでご安心を(^^)
まあまあ焦らずに聞いてください。
ちゃんと戻ってくる方法はありますので。
その場合まずは、あなたが送金するのに利用した取引所に連絡してみましょう。
「存在しない送金アドレスの間違い」はエラーになります。
間違って送金したことを伝えればおそらくほとんどの取引所で対応してくれます。
仮想通貨の送金アドレス間違いを調べる方法とは?
では、先ほどお伝えした送金アドレスが、実際に存在するのかしないのかをどうやって調べればいいかを教えるね!
ブロックチェーンインフォ(Blockchain info)というサイトがあります。
このサイトでアカウントを作成すればオンラインウォレット上にビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュを保管しておくことができます。
今回はウォレットとして使うのではなく、アドレスを調べるために使いますのでアカウントの作成は必要ありません。
画像の右側の「サーチ」にあなたのビットコインアドレスを入力してクリックします。
すると「あなたの取引履歴」が確認できますが、ここで「取引履歴がない」もしくは「トラザククションの数値がない」場合は送金先のアドレスが存在していないということになります。
トラザクションとは「いつ、どこから、どこのアドレス宛にに、何をいくら送金したか」という記録のようなものです。
銀行取引を例にすると、ATMから振込の手続きをする→振込確認ボタンを押す→銀行のシステムで送金処理が行われる
このような行程をトラザクションといいます。
イーサリアムの送金履歴を確認する場合はEathesscanというサイトで見ることができます。
右上の空欄にイーサリアムアドレスを入れて「GO]をクリックすると
このように履歴が確認できます。
送金アドレス間違いで相手が存在した場合は?
では間違って送金したアドレスが実際に存在する場合はどうなるのでしょうか?
う~ん・・・
この場合は、送金元の取引所にいくら連絡してもおそらく対応してくれないと思うな~
なぜなら、送金先にすでに送られていた場合は送金元の取引所ではどうすることもできないからです。
送った先が心無い人であれば、そのまま黙って持っていかれるでしょう。
連絡するのは間違って送った相手になります。
相手がどこかの仮想通貨取引所ならまだ連絡の手段があるけど、個人の場合はどうすることもできないよ!
その際に必要になる事項は
- どこから送金したのか
- 送金した時間
- 送金金額
- トラザクションID (暗号化されたデータ)
- 仮想通貨の種類
- 正しい送金アドレス
これは相手によって必要事項が変わってきますが、最低限上記の記録を確認しておきましょう。
間違って送金した相手にトラザクションIDを伝えることでスムーズに確認作業をしてもらえます。
トラザクションIDは送金元で確認することができます。
上記の画像ではトラザクションID は「TX ID」と表示されています。
しかし、トラザクションIDがあるからといって確実に仮想通貨が返ってくるとは限らないよ( ゚Д゚)
それは相手次第ということなんです。
そんなの知らないとシラを切って、こちらからの連絡を無視することも考えられます。
その場合は、最悪あきらめるしかないでしょう。
しかし、実際に返ってきた人もいます。
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国内の取引所だったら日本語で連絡すればおそらく返ってくると思いますが、問題は海外の取引所です。
とりあえず間違って送金したことが分かったら下の例文を相手に送ってみてください。
Dear [取引所名]
I mistook the transferring address when I proceeded the payment. Can you please tell me what I can do to restore my coins.
Detail:
coin:[送金した通貨]Amount : [送金した総額]To:[間違えた送金先アドレスと通貨名(例:BTCを送ろうとしたのにETHアドレスに送った場合、ETHアドレスとETHと記載)]
Best Regards
[あなたの名前]
(日本語訳)
「送金を行った際、送金先アドレスを間違ってしまいました。
仮想通貨を返していただきたいのですがどうすればよいでしょうか?方法があれば教えていただきたいのですが」
送金アドレスを間違えない方法
仮想通貨のアドレスって英数字がごちゃごちゃになっていて文字数も多いので、それを一文字ずつ入力していたら間違う可能性があります。
高額なビットコインや他の仮想通貨を間違って送金したら目も当てられませんからね。
送金アドレスは必ずコピー&ペーストで入力することをおすすめします。
そうすれば送金アドレスをミスってしまうことはないですからね。
それと、高額の仮想通貨を送金するときは、1回で全部送金しないことをおすすめします。
まずは、0.001Bit のように少ない金額を試しに送ってみよう!
処理が無事完了して送り先に届いたのが確認できたら、半分ずつ、もしくは全部を送金することでリスクをおさることができます。
1回で送金して、もしミスしたら戻ってこない恐れもありますからね。
仮想通貨取引を行う時は自分の身は自分で守らないといけないってことだね!
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