仮想通貨には1400以上の種類があると言われていますが、その中でも一番有名なビットコイン、そして将来的に期待されるイーサリアムとは一体どのような仮想通貨で違いはなんなのでしょうか?
時価総額がトップ1,2であるビットコインとイーサリアムの特徴についてわかりやすく解説します。
ビットコインの特徴と解説
仮想通貨の代表と言えばみなさんもご存知のビットコインですね。
このビットコインは2008年にサトシ・ナカモトと言われる人物、もしくは団体によってネットに論文が公開されました。
名前はサトシ・ナカモトですが日本人なのか外国人なのか、個人か団体かは全くの謎なんです。
ネット上ではこの人がサトシ・ナカモトではないかと言われていますが、この情報が本当かどうか真相は謎です。
また2016年に我こそが「サトシ・ナカモト」だと名乗り出た人がいます。
その人はオーストラリア人実業家クレイグ・ライトという人で、昔仲間だった故デビッド・クレイマン氏とともに購入していたビットコイン約110万BTCをすべて奪ったとして、クレイマン氏の遺族から訴訟を起こされました。
結局いまだにビットコインの生みの親は誰なのか謎のままなのです。
ビットコインの始まり
ビットコインの単位は1ビットコイン(1BTC)ですが、小数点以下8桁(0.00000001BTC)まで分割することができるんです。その最小単位が「1サトシ」といいます。
ビットコインの考案者の名前がそのまま単位になっています。
円をドルなどの外貨に換金できるのと同じように円をビットコインに換金することができます。
ビットコインが初めて使われたのは2010年です。
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この時ビットコインでピザを2枚買いたいという人にピザ屋さんが応じ、10000BTCでピザを買うという出来事が起きたのです。
今もし10000万BTC分のビットコインを持っていたら100億以上の価値になります。
100億って・・・いったいピザが何枚買えることやら( ;∀;)
ちょっと数字がすごすぎてよく分からないですね(笑)
当時は10000BTC=ピザ2枚分の金額なので2000円くらいの価値しかなかったんです。
それを皮切りにビットコインの価値が少しずつ世界に認めらえるようになるにつれて価値(価格)も上昇してきたんです。
実際に日本や世界でもビットコインを使って商品が購入できるようになりました。
ただ価格が安定していないため、まだ世の中に浸透するまでは時間がかかりそうです。
ビットコインの取引データはネット上のマイナーという人達がコピーして持ち、ブロック毎に記録されていきます。みんなが同じデータを共有しているためコピーするなどの改ざんはできない仕組みになっています。このデータをブロックごとにまとめてつなげていくことをブロチェーンと言います。
ブロチェーンについてはこちらの記事をご覧ください。
ビットコインは何枚発行されるの?
ビットコインのマイニング報酬は平均10分に1回行われて12.5BTCが発掘されていきます。
その報酬は4年間に1度半分になっていきます。これを半減期といいます。すると時がたつに連れてビットコインの量は少なくなっていきます。
これは金やダイヤモンドの性質と同じですね。だからこそ価値が保たれる仕組みなんです。
つまりビットコインの数が少なくなるほど価値が高くなっていく可能性があるということです。
そして最後のビットコインが見つかるのはなんとずっと先の2140年と言われています。
今から100年以上も先なんですね。
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その頃には僕を含め今生きている人達はみんなこの世にいないと思いますが・・・
いや~ビットコインってほんとよく考えて作られた仮想通貨です。やはり天才が考えることは違いますね。
ビットコイン全体の数は2100万BTCで、それ以上は作られないようにプログラムされています。
マイニングについてはこちらの記事をご覧ください。
イーサリアムの特徴と解説
イーサリアムはビットコインの次に時価総額の大きい仮想通貨です。ランキングで言えば全仮想通貨の中の2位になります。
今現在開発が進められているブロックチェーンの基本となる通貨がイーサリアムです。イーサリアムはただの通貨だけの役割でなく、アプリケーションの基盤として動作するという特徴を持っています。
つまり通貨としての働きとアプリとしての働きの2つの特性を持ったのがイーサリアムなんです。
もっとわかりやすく解説すると、イーサリアムはAmazonやアップルストアと思ってくれれば分かりやすいかと思います。Amazonで買い物するにはAmazonというプラットフォームが必要ですね。
またスマホのアプリや音楽、動画をダウンロードするときはiPhoneの方はアップルストアが必要になってきます。
このスケールがデカいバージョンがイーサリアムなんです。
イーサリアムのスマートコントラクトとは?
イーサリアムではスマートコントラクトと呼ばれるアプリがあります。これはデジタル資産をある一定のルールに従い自動的で動く仕組みです。このスマートコントラクトが実行されるときに手数料としてイーサが支払われます。
この技術に目を付けた日本企業の「三菱UFJフィナンシャルグループ」「トヨタ自動車の子会社」が参加するとの情報があります。イーサリアムはビットコインのように仮想通貨のやり取りだけでなく、所有権の移転、自動契約など企業間の取引に応用されるそうです。
ちょっと難しいですかね?
それではもっとスマートコントラクトを分かりやすく解説しますね。
例えばAさんがAmazonから電子書籍を買おとする場合、今は電子書籍を買うためにはAmazonというプラットフォームを介さなければ購入することはできません。
ところがスマートコントラクトのシステムを使えば、この中間のAmazonが必要なくなるのです。
Aさんはブロックチェーン上で直接Bさんから本を買うことが可能になります。そして、その取引記録は確実に記録されます。
つまり第3者を通さずに本を買うことができるので手数料を途中で取られることがないのです。
他にもビジネス上の契約などをスマートコントラクトを使って「もしAならBを行う」という取引のプログラムをあらかじめ作っておきます。すると財務活動など介さずにすべてイーサリアムのプラットフォーム上で完結するということが可能になるのです。
イーサリアムが普及してくれば、将来的に経営者、弁護士、国会議員までが不要になると言われています。
そしてその契約た取引情報はブロックチェーンのようにスマートコントラクトによりネット上で実行され半永久的に保存されます。
今ICOがどんどん普及していっていますが、その際にイーサリアムが基盤としてよく使われています。ということは、これからICOが盛んになっていくにつれてイーサリアムの価値も上がる可能性も高いと思われます。
僕もイーサリアムのスマートコントラクトは、今後さまざまなビジネスの役に立つのではないかと可能性を感じています。イーサリアムの価値もそれに比例して将来的に上がっていく可能性は大いにあると思います。
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