仮想通貨で「マイニング」 という言葉を聞いたことがないですか?
マイニングとは一体なんのことなのでしょうか?
仮想通貨は買うだけでなく実はマイニングによって手に入れることができるんです。(パソコンの電気代はかかりますが)
ただこの電気代がとんでもないんです!!!
この話は後ほどするとして、それではマイニングとはなにか図解でわかりやすく解説していきますね。
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仮想通貨のマイニングとは?
ビットコインをはじめ、 一部の仮想通貨は時間が経つとその通貨の数は増える仕組みになっ ているんです。
簡単に解説すると、新しく発行される通貨はブロックチェーンの運営 に協力してくれた人に対して報酬として与えられます。 この報酬がマイニングです。
ブロックチェーンについてはこちらの記事に解説しています。
仮想通貨の取引データをマイナー達(協力者)が収集して検証し、 1つのブロックにまとめるんです。 そのブロックの作成に協力してくれた報酬として支払われる形で誕 生したのがビットコインなんですね。
ブロック作成は平均10分間に1回と言われています。
ビットコインの報酬は4年に1回ずつ少なくなっていき、 2100万BTC以上は作られない仕組みになっているんです。
「なるほど!じゃあ自分もマイニングやってビットコインもらっちゃおう !!」
と思った人もいるかもしれません。
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しかしこのマイニングにはかなり高度なコンピューター処理能力が 必要なんです。
ブロックとブロックはとても難しい「数学的パズル」 を解かないと、つながらないようになっているんです。
もちろん僕が普段使っているPCのようなスペックでは効率よくマ イングすることなんてできません。
だから超ハイスペックなコンピューターが必要になるんですね。
どうしてそんなに難しい計算をわざわざしないといけないのか?
その理由は「ブロックチェーンの改ざんを防止する」 という役割があるからなんです。
そのパズルの形はブロックの中身(取引データ) ごとに変わります。
だからハッカー達がデータを改ざんして仮想通貨を増やそうとする とパズルの形も変わってきます。
そうなると次のブロックにつなげるために、 また難しいパズルを解かなければいけません。
ブロックチェーンがハッキング不可能な理由とは?
ブロックはネット上のマイナー達(協力者) のコンピューターに同じデータが共有されているのでハッカーがデ ータを改ざんするには、 短い時間でそのマイナー達のコンピューターに侵入し、 全て同じ作業をしないといけないのです。
結果的に、 ハッカー達が改ざんで得る仮想通貨よりもその作業量や時間の損失 の方が圧倒的に大きくなるため、 ハッキングをすることが困難になります。
この数学的パズルはとても難しいため、 その答えを出すための公式やパターンがありません。
そのためとても地道な計算を膨大な数を繰り返す必要があります。
さらにこのパズルはどんどん難しくなっていくようにプログラムさ れています。
だから効率よくマイニングするには処理能力に優れたコンピュータ ーが必要になるというわけです。
そして、その数学的パズルの答えが一番最初に解けた人にだけ、 次のブロックをつなげる権利をもらえます。
そのときの報酬として仮想通貨がもらえるわけです。
これがマイニングというものです。
ちなみにこのマイニング、 新しいコインを見つけることが鉱物の採掘(マイニング) のようなことからそう呼ばれるようになったそうです。
マイニングのイメージわかりやすい動画です。
今現在、世界中で新しい通貨を手に入れようと、 高度なスペックを持ったコンピューターでマイナー(採掘者) 達が競争しています。
個人でマイングするには限界があり資金もかなりかかるので事業と して資金を募って会社単位で行うことがほとんどです。
ちなみに1回の取引で消費される電力ってどのくらいだと思います か?
実は平均的なアメリカ人家庭の1週間分の電力と同じくらいだそう です。
1回の取引ですよ!1回!
ちょっと電気使い過ぎじゃない? と思ったのは僕だけじゃないと思います。
地球環境にはあまり優しくないようですね。
ただこの新しい技術は世界に新しい価値をもたらす可能性があるこ とは確かだそうです。
もっと開発が進んで消費電力も下がればいいですね。
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